はじめに
こんにちは。こばみかんです。
今回は、菅沼勇基著『社会人1年目の教科書』を紹介します。
『入社1年目の教科書』というベストセラーの本がありますが、こちらはまた別の本になります。
また違った視点からも書かれていてとても参考になったので、今回採り上げました。
この本は、仕事の姿勢から休日の過ごし方、目標設定に至るまで、社会人1年目が社会でうまくやっていくための道筋を具体的に示してくれます。最初の一年はキャリアの基盤を築く重要な時期です。
本書を読んで、社会人生活をより充実させていきましょう。
それではまず最初に、本書の結論です。
結論
- 情熱を持って仕事に取り組み、仕事の基本的な姿勢を身に付ける
- 常に相手視点で考え、「相手の期待のちょっと上」を目指す
- まずは質より量をこなしてみる
仕事に対する姿勢
情熱と誠意を持って取り組む
社会人1年目は、白紙の紙のような状態です。
社会人1年目の仕事の姿勢が、それ以降の仕事の姿勢とイコールであり、それが人生をも決定づけると言われています。
だからこそ1年目は、新しいことをなんでも学び、仕事の基礎をしっかりと身に付けることが大切です。
そのために筆者は、「まずは、情熱を持って仕事に取り組むことが大切」だといいます。
情熱は周りの人々を引きつけ、共に働く意欲を高めてくれます。また、小さな仕事でも誠心誠意取り組むことで、まわりからの信頼を積み重ねることができます。
そして、仕事を任されたときは、「相手の期待の少し上をいくこと」が大切です。
期待を超えるような成果を出すことで、前よりも少し大きな仕事を任せてくれるようになるのです。
仕事の捉え方
仕事を単に「辛いこと」と考えるのではなく、「お金がもらえて感謝される遊び」と捉えることも重要です。
このようなポジティブな見方は、仕事への取り組み方を変え、慣れや効率を身につける助けとなります。
また、次第に「抜きどころ」がわかってきて、無駄なく効率的に仕事を進めることができるようになります。
休日の過ごし方と目標設定
積極的休養
休日の過ごし方も、充実した社会人生活において重要な要素です。
休日は仕事の疲れをとるために、何もせずダラダラする、という人も多いかと思います。
しかし、むしろ積極的に予定を入れ、充実した時間を過ごすことが、リフレッシュとなると著者はいいます。
成果を出すための具体的な方法
仮説を立ててから仕事に取り掛かる
仕事で結果を出すことが、自分自身を磨く最も効果的な方法です。
仮説を立ててから仕事に取り掛かり、その仮説を検証することで、効率よく成果を上げることができます。
例えば、資料のコピーをとるように言われた際も、何も考えずにコピーをとるのではなく、「なぜこの資料のコピーが必要なのか」「どのくらいのサイズでコピーすべきか」「いつまでにどんな形でコピーを渡すべきか」など、相手の視点に立って考えることが大切です。
上司が何を求めているかを考え、どうすれば相手の目的を果たせるのか、時間短縮できるか、さらに相手の期待を上回ることができるかを常に意識することが重要です。
先輩の真似をし、質より量をこなす
成果を出している先輩を観察し、その方法を真似ることも重要です。
自己流ではなく、成功している人のやり方を取り入れることで、スムーズに成果を上げることができます。まずは、仕事で成果を出している身近な先輩の行動を逐一観察してみましょう。
また、まずは質よりも量を重視し、机上の空論を避けることが大切です。
多くの経験を積む中で、実践的なアイデアが生まれてくるでしょう。
結論
- 情熱を持って仕事に取り組み、仕事の基本的な姿勢を身に付ける
- 常に相手視点で考え、「相手の期待のちょっと上」を目指す
- まずは質より量をこなしてみる
さいごに
いかがでしたか?
『社会人1年目の教科書』は、新社会人として成功するための具体的なアドバイスが詰まった一冊です。
情熱を持ち、誠意を尽くして仕事に取り組む姿勢を学び、目標を明確に設定することで、確実に成果を出すことができるでしょう。この本を手に取り、あなたの社会人生活をより充実させてみませんか?ぜひ一読をおすすめします。
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