はじめに
こんにちは!こばみかんです
今回は、牛尾剛著『世界一流エンジニアの思考法』を紹介します。
みなさんは、「仕事が遅い」「コーディングを早くしたいが、どうすればいいかわからない」という悩みを抱えていませんか?
この本は、世界一流のエンジニアと仕事をされた経験のある著者が、彼らの思考法や習慣について紹介しています。新卒や、仕事の生産性を上げたいと考えているエンジニアの方に特におすすめしたい本です。
トップのエンジニアと平凡なエンジニアの生産性は25倍違うともいわれています。
本書では、エンジニアが効率よく仕事を進め、生産性を飛躍させるための具体的で実践的なアドバイスが満載です。
まず最初に、結論です。
結論
- 手を動かす前に仮説を立てる
- 初歩的で地道な学習を怠らず理解に時間をかける
- 「Be Lazy」の姿勢を持つ
- マルチタスクをやめ、一つのことに集中する
- タイムボックス制で作業を区切り、脳と体を休める
それでは、解説していきます!
第1章:世界一流エンジニアの思考法
手を動かす前に仮説を立てる
最初に重要なのは「手を動かす前に仮説を立てる」ことです。
たとえば、あるエラーが出た際に、やみくもにコードを修正して改善を試みるのではなく、
「このエラーが出るということは、こんなところに問題があって、こんな風に直したらいいのではないか?」というようなイメージです。
やみくもに試行錯誤するのではなく、自分の頭を使って考えて、仮説を立ててから実行することが大切です。
一歩、立ち止まってみることも大事なんだね〜
理解に時間をかける
また、「理解に時間をかける」ことも強調されています。
エンジニアの方は、わからないことがあると、ネット検索をしますよね。
もし解決できそうな記事を見つけられれば、そのコードをコピペし、実行したりします。
このとき、「正しく動けば、中身はそこまで理解しなくてOK」と考えている方も多いと思います。
しかし、著者はこれはNGだと言っています。
なぜなら、再度同じ問題が生じた際に、また調べてコピペする手間が増えてしまいます。また、本人は理解していないので、身についていないのです。
そのため、理解に時間をかけること、初歩的な学習を怠らないことが非常に重要です。
将来的な生産性を上げるため、コピペで済ませるのではなく、腰を据えて一つひとつをしっかりと理解するよう努めましょう。
小さなドキュメントを作る
小さなドキュメント(設計書)を、コーディングが始まる前に書くようにしましょう。
コーディングしてからドキュメントを作るよりも、全体像を把握しやすくなり、後々の手間やトラブルを未然に防ぐことができます。
メンタルモデルを作る
問題解決の際にはメンタルモデルを作ることが重要です。
超一流の人が、どんな思考法なのかを知り、それを真似てみることが
おすすめ書籍として『超一流が実践する思考法を世界中から集めて一冊にまとめてみた』が紹介されています。
読んでみたいにゃ〜
第2章:効率的な作業の進め方
Be Lazyの姿勢を持つ
牛尾氏は「Be Lazy」の姿勢を持つことを提唱しています。
これは、最小限の労力で、最大の価値を生み出すことを目指す考え方です。
そのために、最重要なタスクを選び、それ以外は思い切って捨てる勇気を持つことが大切です。
マルチタスクを避ける
マルチタスクを避け、一度に一つのことに集中することが大切です。
これにより、切り替えのロスを減らすことができ、作業効率が格段に上がります。
つい、いろんなことに手をちゃってたにゃ〜
第3章:情報整理術とコミュニケーション
コードリーディングのコツ
コードリーディングの際には、すべてのコードを読もうとしてはいけません。
インタフェースの挙動や関係性を理解し、必要な部分だけを読むように心がけましょう。
質問を恐れない
質問をする際には、間違えることを恐れず、気軽に質問するようにしましょう。
特に日本では、「自分で調べてから相談する」という暗黙のルールがありますが、これでは効率が悪いと著者は言います。
わからないことがあれば、すぐに質問を投げかける姿勢をもつようにしましょう。
これにより、問題解決のスピードが上がり、効率的に作業を進めることができます。
え!?自分で調べず、すぐに質問しちゃっていいの?
第4章:パフォーマンスを上げる習慣
タイムボックス制で脳と体を休める
最後に、パフォーマンスを上げるための生活習慣についても紹介されています。
まずは、タイムボックス制を導入してみましょう。
これは、時間を決めて作業し、時間になったら、どんなに仕事が途中でもすっぱりやめてしまうことです。
たとえば、「ここの部分の実装を今から1時間やろう」などと決め、作業にとりかかります。
こうすることで、1時間後という締切りが生まれ、自分にプレッシャーを与えることができます。
また、1時間後にはどんなに仕事が途中でもすっぱりやめてしまうことで、「次は時間内に終わらせよう」「なんか中途半端だな」といった気持ちになることで、次のタイムボックスへのモチベーションも高まります。
脳を休める方法
作業の合間に、脳を休める方法も解説されています。
具体的には、瞑想、適度な運動、筋トレ、ナッツの摂取、テストステロンブースターなどです。
ここからわかるのが、やはり健康的な生活習慣を保つことが、パフォーマンスの向上に直結するということです。
この部分の詳細は省略しますので、興味のある方はぜひ本書を手に取ってみてください。
結論
最後に、結論です。
- 手を動かす前に仮説を立てる
- 初歩的で地道な学習を怠らず理解に時間をかける
- 「Be Lazy」の姿勢を持つ
- マルチタスクをやめ、一つのことに集中する
- タイムボックス制で作業を区切り、脳と体を休める
いかがでしたか〜?
『世界一流エンジニアの思考法』は、新卒エンジニアや経験の浅いエンジニアが抱える悩みを解消し、キャリアを飛躍させるための必読書です。
この本を手に取り、一流エンジニアの思考法を学び、一気に生産性を上げてみませんか?
興味を持たれた方は、ぜひお近くの書店やオンラインショップで購入してみてください。
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